里親募集の方針について
- tierheimosaka
- 2016年10月10日
- 読了時間: 3分










長らく更新できていなかったせいで、今回の記事も猫ちゃんの写真展のようになってしまっております。。。どの季節もほぼ変わりなくどんどんどんどんたくさんの猫ちゃんたちがやってきます。実はホームページ上に公開しきれていない猫ちゃんもいるため、皆様が見ている以上の数の猫ちゃんたちを保護しております。
なぜそれほど多くの猫ちゃんを保護できるのか?ティアハイム大阪は小さな動物愛護団体です。潤沢な資金があるわけでもありませんし、数えきれないほどのボランティアさんがいるわけでもありません。ただただ効率のよい里親募集を行っているから、より多くの命を救うことができているのです。
当団体で里親募集を行う際に心がけているのは、いかに早く里親様を見つけることができるのかというところです。もちろん、里親になることができる方かどうかをある程度審査させていただきますが、その点さえ問題なければ、当団体ではできるだけ早く譲渡に応じてくださる方を優先させていただいております。
なぜ里親募集においてスピードが大事なのかというと、保護の期間が長くなればなるほど、一匹あたりのご飯の量も増えますし、時間もお金もより多くかかります。例えば、里親決定までの期間を半分に短縮することができれば、同じ時間、人手、資金で二倍の数の命を救うことができるようになります。
ワンちゃん猫ちゃんのためを思うと、どうしても厳しい条件を里親に課したくなる気持ちはわかります。ですが、どんなに厳しい条件をつけたところで悪い奴はその隙間をぬってやってきます。100%間違いなく譲渡した子が幸せに暮らしているかどうか確認する方法はありません。
他人に譲渡するというのはそういうことなのです。もし、絶対に間違いなく想定外のことが起きないようにしたいのであれば、ご自身が飼い続けてあげればいいのです。実際、当団体には毎日保護依頼が入りますが、本当にどうしようもない理由だと思われる保護依頼の理由は、せいぜい一割程度です。引っ越しをするにしても、ペット可の物件は家賃3万円からでもあります。それを選ばないのは、狭い部屋が嫌だとか職場から離れるのが嫌だとかそもそもペットのために割高な部屋に住みたくないだとかという理由です。
自分は一切の不便を被りたくないが、里親には厳しい条件を課して間違いなく種々の負担をさせる、というのは少し都合がよすぎるように思います。当団体では、里親様に厳しい条件を課すことによって救われる命よりも、最低限の審査条件にしてより早く決定することによって救われる命のほうが多いという考えで活動しています。そのため、当団体では元飼い主の方への個別の連絡・報告は行っておりません。お問い合わせがあった場合は今の保護動物の状態をお答えすることはできますが、こちらから都度都度ご連絡をとることはありません。「家族」と思っているペットを手放した方よりも、これから家族を迎えたいという方に時間をとった方がワンちゃん猫ちゃんが幸せになれると考えるからです。
犬猫やボランティアについてのお問合せは下記まで!!
動物愛護団体ティアハイム大阪 電話番号:06-6384-1909 メールアドレス:tierheimosaka@gmail.com
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